TEENAGE一番星☆エレキとバンドと青春と~Part6
大学に入ってから10代最後の18~19歳の年に、作曲する
上においての理論的な事柄を学びたいと、地元で有名だ
ったジャズ・ミュージシャンの先生に作曲の基礎を教わ
った。ジャズを教わったわけではなく、ポピュラー・ミ
ュージックを書く上での必要な知識を学んだわけだが、
同時にジャズの精神なども叩き込まれた。例えば“王道は
避けて他人のやらないことをやれ!”など。ハードロック
にハマッていた当時の自分にとっては、ロックな精神にも
通じるまさにカッコ良いと感じられるような考え方ばか
りだった。先生のトリオのバンドのライヴ演奏を観せて
もらったことがある。特に印象的だったのはライヴの中
盤、ほど良くお客さんが沸いてくるとドラムの方がリム
ショットを連発し、さらにスティックでスタンドの方も
叩き始め、何て自由な演奏なんだ!!と感じたものだった…
最後に先生に教わったのは“最終的には音楽は理論的な
こと云々ではなく、耳で聴いて良いと感じたことは何で
もやれ”というものだった。 たった2年弱ではあったが
自分の人生にとって、とても大きな意義を持った時間で
あった。
10年くらい前に楽器屋でばったり会ってから、彼の姿を
しばらく見ていなかったが先日、少し前に亡くなられて
いたことを知った。。。先生、その節は大変お世話にな
り、誠にありがとうございました。心より、ご冥福を
お祈り申し上げます…